人気が上昇するにつれて、矢沢の周辺にはトラブルが増大していった。それは主にCAROLのイメージを引きずったファンの暴走が引き起こしたもので、世論の非難はやがてコンサート会場の貸し出し拒否に至る。ツアーを生命線とする矢沢にとっては大きな痛手だったが、それを見事に克服。アルバム『ドアを開けろ』のツアー TRAVELING BUS '77 CONCERT TOUR PART-1 のファイナルで、日本のソロ・ロックアーティストとして初めての武道館公演を実現した。この困難を乗り越えたことで矢沢の社会的評価に変化の兆しが見え始め、さらにはこの年、ピンク・レディーや沢田研二の活躍によって復権した芸能界に対して、矢沢は唯一ロックシーンから気を吐いたのだった。
text by 平山雄一

収録内容

1. 世話がやけるぜ
2. 燃えるサンセット
3. 苦い涙
4. 黒く塗りつぶせ
5. そっと、おやすみ

6. あの娘と暮らせない
7. 通りすがりの恋
8. バイ・バイ・マイ・ラヴ
9. バーボン人生
10. チャイナタウン

品番

CSCL-1260

発売元

CBS SONY