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RISING SUN ROCK FESTIVAL 2007.08.18 LIVE REPORT【前編】

北海道に着くやいなや、私は少し肌寒く感じた。気温は25℃。東京が連日、30℃を超える真夏日が続いていたので、Tシャツ1枚では心許ない感じだ。しかも、空は生憎の曇り空。聞けば、今朝まで雨が降っていたらしい。

気もそぞろに会場に向かうと、そこには人、人、人…。中には早くも、「E.YAZAWA」のロゴタオルを肩から掛けている人も発見。近づいてみると、ほとんどが恐らく矢沢を初めて目の当たりにするであろう若者達。その姿を遠くから、カメラに収めつつ現地スタッフと合流する。

すると、現地スタッフから朗報が!なんと「ソールドアウト無し」と言われたこの「RSR」がソールドアウトしたというのだ。来場者のその数は4万人!!頭に「矢沢効果?!」という文字が浮かび、何だか嬉しくなる。

30分前から「SUN STAGE」前で待機する。その時には、すっかり天候も回復しており、ほっと胸を撫で下ろす。
矢沢の前に演奏していた、浅井健一さんのステージが終わるやいなや、ステージ横のスクリーンには「NEXT ARTIST 矢沢永吉」の文字が!それと同時に四方八方から多くの歓声と「エーちゃんコール」が沸き起こる。「いよいよだ」という気持ちで、私は首に巻いていたタオルを強く握り締めた。

開始時間の7時に20分、10分と刻々と近づくにつれ、客席はもうすでに多くの人で溢れかえっていた。
多くの人が「一人の男の名前」を呼び、今か今かと待ちわびる。えも言われぬ緊張感。

その瞬間、ミサイル音と共にまるでステージが炎上したかのような16発の炎がステージを取り囲む。一気に上がる観客のテンション。つづいて、次々とメンバーがステージに上り、演奏を始める。シンセから始まる雄大なイントロダクション。

メンバーを良く見れば、Gt:沢村拓、Gt:柳沢二三男、Ba:グレッグリーがいるではないか。この三人がステージ上で共演するのはSTAND UP'89以来だから実に18年ぶりとなる。これだけでも、この地に来て良かったと密かに感謝する。

メンバーがイントロダクションを演奏し、矢沢を招き入れる。それを受け入れるように悠然とした姿でステージに現れたのはKING OF ROCK'N ROLL「矢沢永吉」!!正に自らの“家”に招き入れるように片手を上げて“Welcome”モード。観客は一瞬にして、It'S YAZAWA WORLDへと招き入れられた。

★1曲目『JEALOUSY』

印象的なドラム&ギターの掛け合いから始まったのはナント、1992「Anytime woman」ツアーでもオープニング曲を飾った『JEALOUSY』。「Yeah〜!」という矢沢のシャウトから一気に「醒めてくれ うかつな夢ならば」の歌詞へとなだれ込む。
最後間奏部分から、のっけからというのに矢沢が大きく手を叩き、コール&レスポンスの嵐。そして満足気に矢沢は笑みを浮かべ、客席を指差した。

★2曲目『アリよさらば』

キーボード、うねるようなギター音のイントロから始まったのは『アリよさらば』。TVドラマの主題歌になったこの曲には、初めて矢沢を見たであろう若者からの多くのレスポンスがあった。それを察してか、ナント1番サビ部分でまさかの「2回転マイクターン」をキメる矢沢。白マイクスタンドとコードが綺麗な弧を描くと、客席からは割れんばかりの歓声と拍手が鳴り響いた。

☆MC
矢沢から「ライジングサンへようこそいらっしゃいました。ゆっくり楽しんで行って下さい。」という言葉が!!

★3曲目『ロックンロールドラッグ』

「Shake! Shake!」とシャウトをしながら、矢沢がステージを縦横無尽に駆け回る&腰をくねらせながら手でリズムを刻む。その一挙一動に観客は必死に応えようと、ある者はタオルを手で振り回し、そしてある者は矢沢と同じく「Shake! Shake!」とシャウトを続ける。

☆MC
「若いロックバンド、シンガーに混ざってオジサンも一発入れて!そんな感じです」
嬉しさのあまりからか、矢沢の口からそんなMCが飛び出した

★4曲目『もうひとりの俺』

「ギターがこんな早く出てくるなんて、何か最初から段取りがあるって感じがするじゃねぇか」そう矢沢が言うと、観客からはドッと笑いが。そして、アコースティックギターの調べに乗って、次に出たのは『もうひとりの俺』。
ギター1つというシンプルな演奏だからこそ、矢沢の歌声が私達の心にスムーズに入ってくる。先ほどの激しいロックナンバーとは対照的に、客席は水を打ったかのような静寂に包まれ、観客一人一人が静かに耳をそばだてて聴いているのが印象的だった。

★5曲目『GET UP!』

ギターのカッテイング音から始まったのは『GET UP!』。うなるギター音、ドラム&ベースの腹の奥底に「ズンッ!」とくるこの感覚。そう、この音こそ正しくロックンロール!!会場全体が爆音で奏でられるこの「協奏曲」に揺れるほどである。
間奏部分では矢沢が、ディレクターズチェアに足を投げ出し座るシーンも。その姿は、正にKING OF ROCK'N ROLLの名にふさわしく、その姿は玉座に座る王を彷彿とさせた。

★6曲目『黒く塗りつぶせ』

矢沢の「黒く・塗り・つぶせ〜」その噛み締めるような声をきっかけに、シンセの音が会場全体を包み込む。続いて「いくぞ!いくぞ!いくぞ!」そう自分&観客にゲキを飛ばすかのようにシャウトを繰り返す矢沢。
激しいビートに乗り、マイクスタンドを持ちながらさっそうとステージ下手へと移動すれば、一同大きな歓声がそこかしこで沸き起こる。

そして、間奏部分ツインギター音色に誘われて、ステージ袖からはナント全身黒尽くめの衣装に身を包んだ大勢のエキストラが!!その圧倒的なパフォーマンスに、より一層会場全体が盛り上がりを見せる中、最後矢沢が何かを確信したかのようにメンバーを見渡し、何度も頷いてみせた――。

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